ワークショップ

T04

より高度化する開発現場に向けた、CG教育の進め方

9/26(水)16:40~18:10  PGVAGD

セッション概要

受講スキル 特になし
内容

現在、日本のゲーム開発現場は、急速に技術の高度化が進行しています。そんな中で必要性が高まっているCG教育について、その方法や有効な教材を探るため、議論していきましょう!

これまのでCG教育は、コンピュータの中で実現されることに焦点が当てられてきました。そのため、アプリケーションの使い方。ツール開発のプログラミング教育などに特化しているものが、多くあります。しかし、人に感動を与えるコンテンツを作るには、それだけでは足りません。ゲームとして、映像として、技術と演出の融合が求められていると感じています。

CG-ARTS協会では、長年CG教育について研究し教材開発をしてきました。エンジニア向けには、ツール開発をするための基礎となる専門知識をつけ、アルゴリズム開発能力を育成するための教科書を用意しています。クリエイターには、従来の映画や写真分野で培われた表現技術、例えば構図・ライティング・カメラワーク・編集による演出などを取り入れることで基礎となる専門知識をつけ、映像制作に応用できる能力を育成するための教科書を用意しています。
これらの教科書は、大学や専門学校、企業内研修などでも利用されていますが、その効果分析、現場のニーズと差を、検証する必要があります。ゲーム分野におけるCG教育には何が必要なのか、企業内教育はどのような方法が適切で、有効な教材はどうあるべきなのか、参加者の皆さんと議論する中で、日本のゲーム産業の発展の基盤となる、教育手法を、模索したいと思います。
スタッフの教育に携わっている皆様、現場に入ってみたものスキル習得に不安がある若手の皆様、それぞれの立場で、気軽にご参加されることを期待しています。みなさまのご参加、お待ちしております。


講師プロフィール

photo

宮井あゆみ

CG-ARTS協会 教育事業部 研究開発センター センター長

CG-ARTS協会(財団法人画像情報教育振興協会)
教育事業部 研究開発センター センター長・企画制作部 部長、修士(メディア学)。

1983年から3年半JCGLでCGのCM・映画・博覧会映像の制作をデザイナー/アニメータとして経験、1996年からエムケイでCGやアニメ、ゲーム教育用教材の企画・制作・プロデュースを担当する。また、1988年からはCG教育の普及と能力評価方法の調査研究のためにCG研究者の全国組織の事務局として活動を行う。1992年のCG-ARTS協会設立認可と同時に移籍し現在に至る。
現在は、CG・画像処理・ディジタル映像制作・Webデザインなどの教科書や指導者用教材、検定試験、セミナー等の企画・開発等を担当し、ディジタル映像制作能力評価のためのコンピュータベースドテスティング等の研究に従事。


photo

山路和紀

株式会社プレミアムエージェンシー 代表取締役社長

株式会社プレミアムエージェンシー 代表取締役
東京工科大学メディア学部 非常勤講師
CG-ARTS協会 協会委員
バンタン電脳情報学院 非常勤講師

1994年、慶應義塾大学・環境情報学部卒業。株式会社セガ・エンタープライゼスに入社し、ゲームタイトルの開発、プロデュースに携わる。
2000年、マイクロソフト株式会社XBOX事業部へ移り、ゲームタイトルのプロデュースを手掛ける。
2003年、マイクロソフト退職。
2003年5月、株式会社プレミアムエージェンシーを設立。現在に到る。


photo

新清士(モデレータ)

国際ゲーム開発者協会日本 代表

ゲームジャーナリスト。立命館大学映像学部講師。
1970年生まれ。慶應義塾大学商学部及び環境情報学部卒。ゲーム会社で営業、企画職を経験後、ゲーム産業を中心にリサーチするジャーナリストに。他に、ゲーム専門学校デジタルエンタテイメントアカデミー講師。ゲーム開発者を対象とした国際NPO、国際ゲーム開発者協会日本(IGDA日本)代表。コンピュータエンタテインメント協会(CESA)理事。ブロードバンド推進協議会(BBA)オンラインゲーム専門部会部会長。日本デジタルゲーム学会(DiGRA Japan)理事。著書に『「侍」はこうして作られた』(新紀元社)

←前のページに戻る



DiGRA2007
CEDEC/コ・フェスタ
CoFesta2007

ツール 、ミドルウェア企業様へ
広告メニューのご案内
展示出展のご案内

s