ショートセッション

OpenGL開発者がゼロから始めるVulkan・レイトレーシング

対象プラットフォーム:PC
講演形式
ショートセッション
講演時間
08月25日(木) 17:30 〜 17:55
講演ルーム
第3会場
受講スキル

従来ソフトウェアを次世代APIへ移行することを検討されている方、小規模チームでのエンジン開発に興味のある方、Vulkan・レイトレーシングでのエンジン開発に興味のある方

得られる知見

Vulkanを用いたレイトレーシングの例

OpenGLからVulkanへ移行する際の課題や利点の例

セッションの内容

 当社はこれまで、シミュレータ向けシーングラフ開発において、透明性や長期保守性を重視しOpenGLを用いて自社開発して参りました。レイトレーシング時代の到来に向け、また今後の開発継続性などを考慮し、グラフィックス部分の次世代API移行を検討しております。

 この過程で作成したVulkan・レイトレーシングによる検証プログラムにおける、PBR輝度計算、シャドウ、AO、大気・時刻模擬、大域照明効果、マルチビュー、歪みのある光学系模擬例、またAPI移行における課題について紹介いたします。

川上 隆行

三菱プレシジョン株式会社

開発企画部 次世代技術開発グループ

専任

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<講演者プロフィール>

2001年三菱プレシジョン株式会社入社、フライトシミュレータの保守整備を経て、リアルタイムシミュレータ向けグラフィックス技術開発、およびフライトシミュレータ用シーングラフ開発に従事。

<受講者へのメッセージ>

 現在は素晴らしい機能と表現力を持った汎用エンジン全盛の時代です。
そんな状況下において、低レベルAPIを用いたアプリケーション開発を行うことは、
どれほど大変なのか、またどんな利点や欠点があるのか、大きな疑問でした。
 我々の製品は透明性や長期保守性が必要とされる場合が多いため、
今回の取り組みの結果がすべてのケースに当てはまることはありませんが、
同じような課題に取り組もうとされている方々のヒントになれば幸いです。
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共同研究・開発者

竹田 和司 (三菱プレシジョン株式会社 開発企画部 次世代技術開発グループ グループマネージャー)