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公募 ENG  

多様なモバイルブロードバンド環境でリアルタイム通信を行なう上で考えるべき遅延特性

日時 
8月27日(木) 15:20~15:50
形式 
ショートセッション
プラットフォーム 
コンシューマ
モバイル
受講スキル

・TCP/IP, UDP/IPの基礎知識
・Socketプログラミング
・家庭用ルータ・モバイルルータに関する基礎的な知識
・モバイル通信回線に関する基礎的な知識

受講者が得られるであろう知見

・スマートフォンでリアルタイム通信を行なう場合に気をつけるべき、各通信環境における遅延発生パターン
・上記遅延発生による影響を軽減/抑制するためのアプローチ

セッションの内容

ユーザがスマートフォンでオンラインゲームを遊ぶ際の "多様なネットワーク環境" を理解できているだろうか?

モバイルブロードバンドの普及により、スマートフォンでリアルタイム通信を行うオンラインゲームを遊ぶ事は現実的なものとなった。

しかし、家庭用据置プラットフォームと同じ環境を想定して、リアルタイム通信を行なっていると、思わぬ "遅延の罠" に陥ってしまう。

このセッションでは、これまで家庭用プラットフォームで使用していたP2P通信ライブラリをスマートフォン向けに移植した際の検証、及び、ルータメーカ/キャリア各社から協力を得て行なったルータ/モバイル通信端末の検証結果を元に、「スマートフォン周辺の様々なネットワーク環境の遅延特性」について、実機を用いた実演を交えつつ、解説する。

講師プロフィール

  • 佐藤元彦

    佐藤元彦

    株式会社コナミデジタルエンタテインメント

    制作管理本部 制作技術部 技術支援課

    ネットワークプログラマー

    株式会社コナミデジタルエンタテインメント
    制作管理本部 制作技術部 技術支援課
    スタッフ

    2008年 株式会社コナミデジタルエンタテインメント入社。
    オンラインゲームのネットワーク技術開発、特にNAT越えアルゴリズム、IPv4/v6デュアルスタックP2P通信ライブラリの開発を担当。

    《講師からのメッセージ》

    スマートフォンに代表されるモバイル環境での通信は、近年、漠然と「高速」になった。
    開発者の目からみて、これらの環境は一見、リアルタイムオンラインゲームをプレイするのにも問題のない、通信環境に見えるかもしれない。

    しかし、実際のモバイル通信機器をとりまく環境とその影響を考慮をせず、漠然と見える「高速」な環境を鵜呑みにしてしまうと、対策をしていないオンラインゲームは思わぬ罠に陥ってしまう。

    現在のモバイル機器で採用されている「高速」な LTE, WiMAXを初めとした通信環境に潜む罠とは何か?どういう実装をすればその罠を回避できるか?その答えはセッションで、お話しします。

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