トランスメディアストーリーテリングから学ぶ「ゲームで物語る」手法 2019


講演形式
レギュラーセッション
講演時間
09月04日(水) 14:50 〜 15:50
資料公開
予定あり
受講スキル

・デジタルゲームならではの新たな物語体験を生み出したいと思っているプランナー/シナリオライター

・ゲームと連動した物語体験のあるプロモーションを行いたいと考えているプロデューサー

得られる知見

・ユーザを熱狂させる没入型の物語体験を生み出すノウハウ

・トランスメディアの発想でデジタルゲームを拡張するアイデア

セッションの内容

デジタルゲームならではの物語手法として、一時期ナラティブ論などが話題となった。しかし、日本のデジタルゲームのストーリーテリングは、未だ小説や映画をベースにした物語手法に依存している場合が多い。

一方で、欧米で事例の多い、トランスメディアストーリーテリングを活用したゲームでは、現実世界とそこに存在するさまざまなメディアを活用することで、複合的な物語体験を与えることに成功している。

そこで、本セッションでは「CEDEC+KYUSHU2018」で行われたセッションをベースに、最新の事例なども織り交ぜながら、改めてインタラクティブメディアの「物語る」構造を考察する。国内外のトランスメディアストーリーテリングの事例を通じて、デジタルゲームの物語体験を豊かにするためのヒントを提示したい。

石川 淳一

有限会社エレメンツ

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<講演者プロフィール>

1986年からゲーム制作に関わり、PC版『大戦略』シリーズ、『凱歌の号砲』、『ジャンヌ・ダルク』などストラテジー系のゲームを中心に多数のタイトル開発に参加。
近年はARG(代替現実ゲーム)などの体験型ゲームに注目。研究のためと称し、全国の体験型ゲームに飛び回る日々。
IGDA日本 SIG-ARG副世話人。ARGの情報サイト「ARG情報局」編集人。
CEDECでの過去セッションは「ARG:プラットフォームに依存しない新しい遊び方(2011年)」「ロジカルにゲーム企画をやろう!~題材からのゲーム企画手法~(2014年)」等。

<受講者へのメッセージ>

「トランスメディアストーリーテリング」って知ってますか?
そこにはゲームの物語体験を豊かにするたくさんのヒントが詰まっています。
具体的な事例紹介を元に、ゲームでの活用方法について考えていきましょう!
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