アカデミック・基盤技術

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公募 AC    GD

音響入力を利用した実世界指向の低レイテンシ入力インタフェース技術 -叩打音やこすり音を具体例として-

日時 : 8月25日(木) 16:30~17:00
会場 : R511+512
形式 : ショートセッション
プラットフォーム : コンシューマ アーケード PC モバイル
難易度 : 辛口(ある程度の経験がある人へ)
写真撮影 :
SNS公開 :
受講スキル
センシング技術や実世界指向技術を含めてユーザインタフェースに興味ある方、既存のゲームの入力手段にとらわれないゲームデザインに興味のある方
受講者が
得られるで
あろう知見
ウェアラブルやIoT (Internet of Things) などの環境における、音響信号処理技術と機械学習技術を導入した新たなゲーム操作インタフェースのアイデアとその注意点

セッションの内容
加速度センサやKinectなどによるジェスチャ入力とは違い、身の周りのモノをゲームの入力インタフェースとする、実世界指向エンターテインメントシステムを実現する際の、一つの手段として音響入力手段について紹介します。具体的には、モノにピエゾセンサ(コンタクトマイク)を取り付けてそのモノを叩いたり、こすったり、触れたりした際に出る音について、機械学習技術を利用して音の種類や位置を区別しつつ、レイテンシを低く検出する技術とその応用例や今後の技術的可能性について述べます。

講演者プロフィール

平# 重行

平# 重行
京都産業大学
コンピュータ理工学部
准教授
音楽情報処理やインタラクティブコンテンツ制作環境のほか、センシング・信号処理技術などを融合した研究開発をしています。CEDEC2014では浴槽を持ち込んでデモをしたり、CEDEC2015では住宅まるまる一軒で行っているインタラクティブなスマートホーム環境とエンターテインメント応用に関する講演を行いました。今年もその延長線上の講演を行います。その他の研究も含め、http://hir.ai/lab にいろいろな内容を載せていますので、ご興味ある方はぜひそちらをご覧ください。
《講演者からのメッセージ》

最近流行の機械学習を、音響信号処理に適用してゲームなどの操作インタフェースに活用しようという研究内容について紹介します。従来のコントローラに捕らわれない、場所や手法を様々なものに適用して柔軟な発想による遊びや楽しみを拡張していくことに繋がる内容です。「人工知能」=「機械学習」と言われがちですが、知能云々とは限らない「機械学習」の適用について、かつリアルタイム処理としての活用について知ってもられば幸いです。

隅田 智之

隅田 智之
京都産業大学大学院
先端情報学研究科
博士前期課程1年
京都産業大学 コンピュータ理工学部 2015年度卒業
京都産業大学大学院 先端情報学研究科 先端情報学専攻
平井研究室所属
主に機械学習と信号処理、ユーザインタフェースの分野に興味があります。大学院では、住宅環境でそれらの分野を利用した研究を行っています。
《講演者からのメッセージ》

今回の発表の叩打音の、叩き方の識別に関する研究を担当しています。
周囲のモノを叩く際の叩き方の違いを区別するユーザインタフェースについて知ってもらえれば幸いです。

川勝 椋介

川勝 椋介
京都産業大学大学院
先端情報学研究科
博士前期課程1年生
京都産業大学 コンピュータ理工学部 2015年度卒業
京都産業大学大学院 先端情報学研究科 先端情報学専攻
平井研究室所属

信号処理や機械学習を用いたユーザインタフェースおよびエンタテインメントシステムの研究に取り組んでいます。
《講演者からのメッセージ》

今回の発表のこすり音に関する研究を担当しています。こするユーザインタフェースという新たな考えを知って貰えれば幸いです。

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