~他分野の技術をゲーム開発に利用するには~
これからのシリアスゲーム開発:海外政府機関におけるB to Bゲーム(ウォーゲーミング)開発の実際
- 日時
- 8月21日(火) 15:20~15:50
- 形式
- ショートセッション
受講スキル | 政治・軍事(とくにウォーゲームの背景)についてご興味がおありの方には、よりすんなりと内容をご理解いただけるよう準備しております。 |
---|---|
受講者が得られる | 産業・教育・福祉などにおけるシリアスゲームだけでない、オルタナティヴなゲーム開発の市場として「シリアスゲームとしての軍事シミュレーション(モデリング&シミュレーション)」産業の実態。また、その市場のプレイヤーとして参入する際に課題となる政治的・経済的・文化的な背景。 |
政治や軍事の領域で利活用されるシリアスゲームこと「ウォーゲーミング」(別称「兵棋演習」「モデリング&シミュレーション」)は、アメリカを始めとするNATO諸国、イラン、オーストラリア等で活発な動きを示しているだけでなく、民間のゲーム企業も開発に参与し、大きな利益を上げている。これまで軍事機密のベールの内側における出来事だと思われていた政府のシリアスゲーム利用は、今や公然とビジネスの表舞台に踊り出、エンターテイメントを含むゲーム市場を着々と拡大させつつある。本報告は、ウォーゲーミングに関する最新情報を、経産省メディアコンテンツ課を始めとする国内外の関係者へのインタビュー結果を踏まえ、今後のB to B的シリアスゲーム開発の先端課題が何であるかを明らかにする。
-
蔵原大
株式会社ジェイブレインホールディングス ( http://j-brain.jp/ )
顧問
蔵原大(くらはらだい, Dai Kurahara)
1972年生まれ。近現代メディア研究者(ウォーゲーミング、Modeling & Simulation)。所属学会:日本アーカイブズ学会、戦略研究学会、DiGRA Japanほか。論文:「戦略学「教育」の新潮流――「紛争シミュレーション教育」の理論・実践・政治的利用に関する考察」『戦略研究』(9号、2011、芙蓉書房)、「アジア歴史資料センターにおける情報提供の実際と展望」『北の丸』(40号、2007、国立公文書館)(相原佳之、石田徹、中村元、黒木信頼、牧野元紀ほか共筆)等。2012年現在、世界史研究会運営委員( http://www.geocities.jp/world_history_research/ )。《講師からのメッセージ》
高橋志行
一橋大学大学院社会学研究科/(株)遊帆堂
大学院生(博士後期課程)/コンサルティング業務(外部委託)
一橋大学社会学研究科博士後期課程在籍(理論社会学、相互行為論)。日本デジタルゲーム学会所属。2011年夏期より、株式会社遊帆堂非常勤コンサルティング(Alternative Reality Gamesの企画提案・シナリオ設計)。