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慣れたら死ぬぞ

9月2日(水)9:45〜11:05

セッション概要

受講レベル準備中
受講スキル準備中
セッション内容 熟練は慣れることからはじまるが、この言葉が生まれたのは、手業の時代のものだ。慣れるにしたがって手が持つ身体性がもうひとつの目に見えないスキルを上乗せにしてくれる。そこに職人技といわれるものが立ち現れ、それをわれわれ人は愛した。
しかし、デジタル時代のわれわれは、電子的技術というツールに縛られているために、パッチワークの呪縛から解放されることはない。パッチワークは膨大な量をこなせばこなすほど立派には見える。が、立派に見えるということが新しい創造か、となれば、それは違うだろう。アートにも新しいアイデアの提供になる事もない。ただの胆力を見せかけた結果しかないものだ。このフィールドから脱出するためには、強力な想像力を獲得するしかなく、それは慣れることではない、と気づくしかない。

講師プロフィール

富野 由悠季アニメーション監督・原作者

1941年11月5日生まれ。小田原市出身。
日本大学芸術学部映画学科卒業後、虫プロダクションに入社、TVアニメ『鉄腕アトム』などの演出を経てフリーに。
日本の様々なアニメーション作品の絵コンテ、演出を手がける。
主な監督作品に『海のトリトン』『機動戦士ガンダム』『伝説巨神イデオン』『聖戦士ダンバイン』などがある。
また、作詞家、小説家、大学教授も務める。


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